シアリスはどんな薬?

シアリスは現在日本で許認可されている3種類(バイアグラジェネリックを入れると5種類)のED治療薬の中では唯一日本で開発販売されているものです。

製造販売元は日本イーライリリー株式会社で2007年7月31日に

  • 5mg
  • 10mg
  • 20mg

の3種類が承認されました。

有効成分は「タダラフィル」です。

現在ED治療に関しては保険証が効かない医療行為とみなされているため、シアリスを入手する場合の医療費負担は全額自己負担となります。(このような形態の医療行為を自由診療と呼んでいます)

シアリスと他のED治療薬との違い

シアリスは他のED治療薬とは少し変わった特徴があります。それが、

  • 作用時間が長い(36時間まで)
  • 食事の影響を受けにくい
  • 効果が緩やか
  • 服用後1〜2時間程度で効き始める(性行為の3時間前までに飲んでおくのがお勧めです)

という点です。

バイアグラの場合は

  • 作用時間は少なくとも5時間
  • 食事の直後に飲むと効果が半減する
  • 服用してから30分後ほど経過してからガツンとくるタイプ

であり、レビドラもバイアグラとほぼ同じ効き方ですが、飲んでからの作用時間がバイアグラよりも短く服用後20分程度で効き始めます。

作用時間が長いことと、食事の影響を受けにくいということから、性行為を始める時間から逆算し、食事を調整する必要性がないため、ED患者さんにとっては精神的なプレッシャーが少なく、また金曜の夜に飲んでおけば日曜の朝まで効果の持続が期待できるため「ウィークエンドピル」として高い人気を博し、一時期はバイアグラを抜いてED治療薬として世界シェアNo.1を獲得したこともあります。

また他のED治療薬が外国製ということもあり、外国で先に発売されてから日本ではそれから遅れること数年で承認されるという流れでしたが、シアリスに関しては国産ということもあり、国際デビューは日本よりも遅く2007年9月から販売が開始されました。

ED治療薬は現在各種ともジェネリック医薬品が開発されていて需要が高く、シアリスもその例外ではありませんが、現在でも全世界で1,000万人以上(累計)に使用されているという実績を持っています。

*ただし日本でのED治療薬のジェネリックはバイアグラジェネリックである「シルデナフィル(キッセイ薬品)」と「シルデナフィルOD(トーワ薬品)」だけとなっています。

(満腹でも食事の影響を受けないのか?)

ED治療薬はなぜ食事の影響を受けやすいのかといえば、有効成分が食事に含まれている脂肪と一緒に服用した場合、成分吸収が阻害されてしまうからです。

しかしシアリスはバイアグラやレビドラに比べると食事の影響を受けにくいとされています。

ただし、「受けにくい」というだけで実際に影響は出ているのでここではその点について言及しておきましょう。

メーカーの発表では800kcalまでの食事では影響がないということですので、目安となる食事内容を以下に一覧化しておきます。ぜひ参考にして下さい。

  • フライドチキン(ケンタッキー):237kcal/1個あたり
  • ポークカレー:755kcal
  • 牛丼中盛り:675kcal
  • ビックマック単品:557kcal

です。

ファミレスなどではメニューを見ればカロリー表示されていますので、シアリスを服用するときのカロリー計算に利用してください。

800kcalを超えた場合は他のED治療薬と同様効果が減じる可能性がありますので注意が必要です。

また食後よりは空腹時の方が吸収が早く効果が出やすいという傾向は他のED治療薬と同様です。

ただし、服用後に体内に吸収されてからは食事による影響を受けないので、20mgが作用していると言われる36時間以内に普通に食事をとることに関してはなんら問題ありません。

シアリスの入手方法

日本ではシアリスはED治療のための医療用医薬品です。

したがって一般の薬局やドラッグストアでは流通させることができません。

もっとも一般的な入手方法は

  • シアリスを取り扱っている泌尿器科を受診する
  • 診察を受ける(場合によっては検査が行われる場合もありますが、最近では問診だけで処方するケースが増えてきました)
  • 処方箋を発行してもらう
  • 調剤薬局でシアリスを購入する

という流れになり、この一連の流れ全てが自由診療(全額自己負担)となります。

法律上、自由診療の場合医療機関ごとでコスト設定して良い決まりになっていますので、同じ量の薬を処方してもらったとしても医療機関によって負担金に差が生じるケースもあります。

入手する際は医療機関に対し事前にコストの確認をした方が良いでしょう。

首都圏でのシアリスの市場相場は大まかなところで言えば

  • 10mg:1,700円/1錠あたり
  • 20mg:2,000円/1錠あたり

がだいたいの相場となります。

副作用と禁忌について

シアリスは医薬品です。したがって副作用と禁忌(処方できないケース)についての情報が公開されているので、ここで紹介していきましょう。

(副作用について)

  • 頭痛
  • 潮紅
  • ほてり
  • 消化不良
  • 背部痛
  • 筋肉痛
  • 鼻づまり
  • 四肢痛

(重大な副作用として)

  • 過敏症(蕁麻疹、発疹。顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、スティーブンス-ジョンソン症候群)

など

(禁忌として)

シアリスは以下の薬剤の投薬治療を受けている人、または身体状況にあるような場合には投与することができません。

  • シアリスにアレルギー反応を示したことのある人
  • 硝酸剤の投与を受けている患者
  • 慢性血栓性肺高血圧症の治療薬(アデムパス)の投与を受けている患者
  • 女性
  • 未成年
  • 低血圧症の人
  • 高血圧症で投薬治療を受けている患者
  • 心臓病患者
  • 6ヶ月以内に脳梗塞の既往がある人
  • 重い肝障害のある人
  • 網膜色素変性症(進行性の夜盲、視野狭窄の人)
  • 何らかの理由で医師から性行為を禁じられている人

個人輸入で購入する場合

シアリスは現在自由診療による投薬なのでコスト的な負担は大きくなります。

またシアリスのジェネリックに関してはまだ厚生労働大臣からの許認可が降りていないので、入手するには個人輸入を使うという方法のみになります。

現在ネット等でシアリスを販売している業者というのは全て個人輸入を代行している業者と考えて良いでしょう。

したがって、レビューや安全性への取り組みなどをサイトで確認した上で信頼できる業者を選ぶことさえできれば、通常の通販と同様の方法で入手することが可能です。(医薬品の個人輸入は100%合法行為です)

ただし、個人で輸入するという方法になるので、入荷までに時間がかかったり為替の影響を受けて毎回同じ価格で購入することができない場合があるのでそこは理解しておく必要性があります。

また、輸入薬ですので能書は英語と開発国での言語で書かれているケースが殆どです。

用法・用量に関してはインターネット等でしっかりと情報収集を行うようにしてください。

シアリスジェネリックについて

日本ではまだシアリスジェネリックに関する開発、販売許可が下りていませんが、海外ではすでに幾つかのジェネリックが製造されているので、代表的なものを幾つか紹介していきましょう。

  • メガリス
  • タダリスSX
  • タダリフト
  • タダグラソフト
  • タダライズ
  • ビタリスタ
  • タドラ

このように幾つかありますが、世界的にみてシアリスジェネリックとして安全面や効果の面で実績があるのはインドのAjanta Pharmaという製薬会社が製造している「タダリスSX」です。

もし、シアリスジェネリックとしてどの製品を選んで良いのかに迷った場合はタダリス SXを選ぶことをお勧めします。

ED治療を行っている医療機関のサイトなどでも紹介されている医薬品ですので信頼性については高いと言えるでしょう。